子供のかみつき、相手の顔を手で引っかくのでやめさせたい時の対応【モンテッソーリ式】でやってみた

子どもが遊んでいるときに急にかみついたり、相手の顔を手で引っかくようになりました( ;∀;)

長男は2歳3ヶ月になったところです。今まで引っかいたり噛み付いたりしたことなかったのに・・・しかもやったあとに注意しても反省などする様子もなく困りました。時にはそれが楽しい遊びに感じてしまっているようです

これはいかん!ということで対策をすることに。

なぜ、かみつき、ひっかくのか?

いつも突然というよりも、子どもがかみつきやひっかいてしまったりするのは

とくに不機嫌な時にやりがちです。

たとえば、

だっこされるのがイヤなときにだっこしたり、

従兄弟と遊んでいる時にレスリング興奮した時など。

どうやら、長男は言葉で表現出来ずに

つい手が出てしまっているようにわたしには見えました。

モンテッソーリの考え方では、

このように子どもが急に「かみつき」や「ひっかく」というのは、本人も良くない行為だとわかってるけど、無意識にやってしまう行為で、くり返すと習慣化するそうです。

子どものことを考えてる母親であれば、悪い習慣はすぐにやめさせたいですよね。

ところが!習慣化した行為に対して、

ダメだよとか

痛いからやめようね、とか

どんなに優しく説明しても、かえって逆効果だとされています。

実際、わたしも夫も、わたしの母も、

全く効果がなく、

エスカレートするばかりでした。

まわりの反応

わたしや夫、従兄弟も「痛いよ、やめて」と言うのですがやめません。

一瞬手を止めてこちらの表情をみて、

またひっかいてきたり、かみつきます。

わたしの母は、「気が強い子なのね」とよく言ってます。

長男の子どもは2歳で、従兄弟は4つ年上の5歳なのですが、一緒に遊ばせてるときに長男がひっかいてしまったりすると、「お兄ちゃんだから我慢しなきゃ」といい従兄弟をなだめてました。

今年5歳の従兄弟は、はじめはじゃれていても、2歳の長男が徐々にエスカレートしてしまい、何度か本気で怒ってしまうこともあるほどでしたが。(わたしがその場にいなかったので止められませんでした)

夫は、皮膚が敏感なので吹き出物ができたらしく、本当に嫌そうにしてました。

こんな状況だったので、

わたしはいつか友達を怪我させてしまうのでは?

ガキ大将になるのかも、

いやいやイジメの対象になるのか…

とか夫と冗談まじりに何度か相談して話し合いました。

二人とも、イヤイヤ期がきて成長の過程かな、と思ってたのですが…

従兄弟が本気で嫌がる姿をみるうちに、やっぱり、少しづつこのままで良いのかという不安がふくらんできました。

将来にも影響する!

幼児期の研究では、他の子供に暴力をふるう子どもは、将来成功しない傾向があるというデータがあるのです。

このままでは長男の将来がやばいじゃん!

と、いうことで、

モンテッソーリ式を参考に、全力で対処することにしました。

参考にしたのは、「モンテッソーリ流 たった5分で言わなくてもできる子に変わる本」著 伊藤美佳 です。

モンテッソーリの対処方

まず、子どもがひっかいて来たときに

やってはいけないこと2つ。

✅痛い、ヤダ!とか大きな反応をしない

✅ダメと言わない

大げさな反応をすると、

その反応が楽しくて、またひっかいてしまいたくなるからです。

また、ダメと言っても幼少期の子どもには全く意味がありません。

ダメだとわかってるけど、手を出すことはつい無意識にやってしまうことが多く、噛みつきやひっかいてしまう子というのは、体が瞬間的に反応してしまってるので、言葉で制しても効かないのです。

そして、本人は遊んでいるつもりなので、相手が急に怒っても、

なぜ怒ってるのか?

と考えをめぐらすよりも

「怒ってるお母さんが怖い」

という恐怖でいっぱいになり、

自分のしたことを反省する間もなく

怯えたり不安になってしまいます。

悪い習慣は3日様子をみる

悪い習慣がついている場合、大人が目を離さず3日かけて行為をやめさせる必要があります。

だから、まず3日がんばる。

その間に1度でも悪い習慣がでたら、

またもう3日間がんばる!

忍耐力が必要ですが、実際にやってみたらかみつきもひっかいてくる頻度も少なくなってくるので、様子をみるこちらの手間は明らかに楽になってきました。

事前準備

事前に「ひっかいてきたときは、お母さんは痛いからあっちに行くね」と何度か伝えておく。

長男は「かみつき」「ひっかく」という言葉がまだ話せないのと、たぶんまだ理解できてないのかなと思って手ぶりでも伝えました。

かみつきやひっかいてきそうになったら

もし子どもからひっかれそうになったら身をひる返しその場から離れる。

そうすると、

子どもは「どうして急にお母さんがいなくなったんだろう」と考え、自分の行動をふりかえります。

そして、子どもが寄ってくるまでは、絶対にこちらからは近づいたり話しかけない。

そして、子どもみずからがこちらに寄ってきたら、「わかってくれたのね。ありがとう」と言います。

最後の言葉はとても大切です。

ところが

夫にわたしは最後のステップを言い忘れ、

夫は今日、長男に引っかかれて一旦扉にこもったあとで長男が扉を開いてくれたあと、わたしに向かって「この場合、どうするんだっけ?」と聞いてきました。

そりゃどうするんだっけと困るよね 笑

 

わが家の効果

1日目、何度もひっかくことがなくなりました。

2日目、1度引っかきました。

離れると、しばらくしてやってきて、別の遊びをしようと誘ってくれます。

2日目には頻度や強度が少なくなり、かわりにこちょこちょをするようになりました。

小さな指でこちょこちょする姿にキュンとさせられました。

これは、ものすごい効果だ!とモンテッソーリ式に感謝してます。

そして、一度離れたとしても、子どもは引きづることもなく、また楽しく遊んでくれます。

子どもの素直さと学ぶスピードに感動しました。

わたしは嫌な思い出を何年も引きづるほうなので、この長男の成長する姿に、わたしは反省してるところです。

子育てが親を育てるってこういうことか!

と。

ちなみに、夫もわたしを真似て同じようにすると、ひっかかれなくなり肌荒れも落ち着き、ほっとしてました。

まだ甥っ子と遊ばせてみるのは不安なので、あと1週間は様子をみてから一緒に遊ばせてみようかと考えてるところです。

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