「MUZZYとともだち」と「DWE(ディズニーワールドイングリッシュ)」、どちらも幼児向けの第2言語習得のための教材です。
私はこどもが0歳のときに 「MUZZYとともだち」 を購入し、1歳でこどもに
「DWE(ディズニーワールドイングリッシュ)」 (以下DWE)を買いました。
毎日それぞれ30分~1時間みせて、使ってみて感じた違いはこんな感じです。
※ここで比較しているDWEの映像は、本編ストーリーのものです。
こどもが表現する反応の違い
「MUZZYとともだち」 も 「DWE」もDVDをみせてから、親と一緒に遊んだり、単語のカードゲームで遊べる教材です。
DVDをみせるだけでもヒアリング力がつくと思いますが、
英語が話せるようになるにはアウトプットが必要ですよね。
我が家では「 MUZZYとともだち 」のシーンの一部を日常で真似て使っていました。
「~ちょうだい?」というセリフの言い回しでおもちゃや食べ物をもらったり。「何か聞こえるよ?」というしぐさをして救急車や電車が来るのを楽しんだり。
親子でコミュニケーションのやりとりをするという内容なので、少し高度な遊びです。
一方、
「DWE」は、短い動き一つひとつを真似る遊びができます。
たとえば、拍手、くるくる回る、飛び跳ねる、口笛、 お辞儀等。
「 MUZZYとともだち 」 は乗り物などこどもが興味を引く内容になっているので親が特になにもしなくてもDVDを流すだけでじっと見れくれます。
正直「DWE」よりも見ます。
でも、
楽しそうに動いているのは「DWE」です。
たとえば、「まわって まわって~」という歌詞の曲では
目がまわるほど回ってました。
楽しそうに倒れて、また回る(笑)というのを3回もやってました。
DVD1枚30分集中力が続くのであれば、たくさん動きまわります。
映像の違い
映像のきれいさは「MUZZYとともだち」 が圧勝です。
「MUZZYとともだち」 はきれいな3D映像。
宇宙船やバイク、ヘリコプターといった男の子が喜ぶような乗り物がいろんなシーンで出てくるので息子は話せなくても乗り物を指差ししたり手を叩いて喜んでいます。
単純にアルファベットを流す映像にもキラキラした装飾があるので私のこどもはじっと見てくれます。
おかげで息子はアルファベットに興味を持ってくれたような気がします。
一方、DWEはというと、
ハーバード大学の言語学教授が監修し、 正しい意味を伝えるために丁寧に作られた教材なのでとても良い内容なのですが、
DVDをみた最初の印象・・・なんて古いんだ!
40年前のディズニーアニメと、切り抜かれたコマ送りの映像です。
なので、現在のミッキーではなく昔のミッキーです。
登場する日本人のこども(ケンジとアコちゃん)が動かずに話します。
うちの子はケンジとアコちゃんにあまり反応しません。。
アルファベットもシンプルなゴシック体の赤文字なので、
よく顔をTVからそらします。
よく考えられたものだからこそ、アニメのリメイクが難しいのかな?
音楽の違い
「MUZZYとともだち」は、日常でよく使うフレーズを繰り返すような歌詞の曲をミュージカルのようにキャラクターたちが時々歌います。覚えやすいものもあれば、音程が覚えにくいものあります。
一番気になったのは、キャラクターの歌と伴奏とズレている曲があること。
しかも母音を教える基礎的な曲だから残念すぎる。。
違う吹き替え言語にすると合っていたりするので、監修が甘いように思いました。
まあ、キャラクターの声に集中して聞けば気になりません。
でも、こどもの音楽センスに影響があるんじゃないかと少し心配な面もあります(笑)
そのため
「MUZZYとともだち」 をみている私の息子は、
歌の時ではなくノリの良いBGMや効果音のときにリズムに乗っています。
一方
DWEはさすが!ディズニーです。
とにかく覚えやすいメロディーです!
1日聞いただけで私も夫も気づいたら口づさんでいました。
(歌詞は覚えられなくてもハミングで)
また、歌詞は単語や言い回しほかに文法も覚えるように構成されています。
韻を踏んだ歌詞もあり響きもきれいです。
全く文法のできない私ですが、
一曲覚えるのも飽きずに楽しく、
単語と文法の勉強になる!という素晴らしい効果を感じています。
キャラクターの違い
「MUZZYとともだち」 はファンタジーの世界観です。
ある国の王様、妃、美しいプリンセスシルビア、勇敢な婿のボブ、賢い悪役こーバックス、普通の大人(ノーマンと彼女)、普通のこども。あと緑の怪物マジーがほぼ全話に出てきます。
キャラの性格もシンプルで、性格が名前に紐づいているみたい。
ボブ= ブレイブ(勇敢)
コーバーックス=クレバー(賢い、ずる賢い )
大人からすると物足りないけど、
逆に覚えやすくてこどもにはわかりやすいかなという感じ。
DWEはネズミ(ミッキー笑)やアヒル、犬から生まれたこどもが好きになりやすいキャラクターのせいか、息子はミッキーの冊子やカードを見つけると時々反応します。
DWE独自の日本人キャラクター、ケンジとアコちゃんにはうちの子は反応しません。
もう少し魅力のあるキャラにリメイクしてほしい(笑)
買うまでの道のりの違い
「MUZZYとともだち」 は英語が読めないと購入することが難しい商品です。
私はイギリスの英語の公式サイトから google翻訳を使って、ヒヤヒヤしながら購入しました。
購入するまえに、中古をまず探しましたが、アマゾン、ヤフー、メルカリ、その他探しましたが見つかりませんでした。
20年ほど前は、中古のビデオが1000円~2000円で出回っていたみたいです。
ちなみにアメリカのアマゾンでイタリア語のDVDを売っている人がいましたけど、それ以外はなかったです。
公式サイトを見つけるのも一苦労しました。
日本語版がないのが本当に不便でした。
英語で日本の住所を入力するのが一番難しかったように思います。
その入力に不備があったのか、
注文後1週間くらいで事務局からDVDの宛先を確認するメールが届きました。
英語で「Hello!~ 」とあって、
www、どうしよう。
と戸惑いました。
それも
google翻訳を使いながら なんとか返信し、
結局注文から1ヶ月後にDVDが届きました。
DVDが届くまでは
注文直後からネットからいつでもメインストーリーも付属のゲーム等も使えたので、PCで見せていました。
ただ、ネット配信の映像では少し画像が粗くて背景がつぶれて意味がわからないシーンがありました。でも、こどもは十分に楽しんで最後までみていました。
一方、DWEはとても購入しやすかったです。
私は購入を悩んでいたので、
無料のお試しセットから注文しました。
公式サイトは日本語なので数分で注文完了。
1週間でお試しDVDとCD、資料が届き、お風呂に貼るアルファベットシート等のプレゼントもよかったです。
その後の無料のわくわく体験でもアルファベットカードをプレゼントでもらいました。
無料でもらえるものが多く、
どれもこどもが喜んでいたのでとても良いものでした。
(このお試しDVDでは面白いアニメーションのみの抽出でした)
わくわく体験で来てくれた営業の方経由で申し込むので、
わからないことでつまづくこともなる、
スムーズに注文でき、購入後は3日ほどで教材が届きました。
まとめ
こどもにDVDをかけ流すだけで済ませたければ、「MUZZYとともだち」の方が興味を持ってくれると思います。もうすぐ半年経ちますが、 今でも「MUZZYとともだち」の方が比較的に最後まで観ていますし、「マジーみる?」と聞くとTVの前に行きます。
また、この半年ほぼ毎日30分ほど観せていたら20までの数の数え方とアルファベットに興味を持ちました。
ただ、DVDをみせるだけでは英会話ができるようにはなりません。
「MUZZYとともだち」から定期的にメルマガが届き、そこには日常でもストーリーの会話を使って遊んでみましょう。とあります。
実際、やってみたところとても楽しく自然に英語のフレーズが口に出せるようになりましたが、会話の一部という感じです。
DWEの良さは覚えやすい歌です。
映像が古いので興味を持たせることが難しいですが、
親が一緒にみて遊んであげることでサポートできるかと。
覚えやすい音楽と韻を踏んだきれいな言葉で、単語とフレーズ、文法が覚えることができるというのは、とても良い英語教材だと思います。
私はまだこどもが小さいので経験していませんが、
DWEのスタッフの言うことろによると、
こどもがまだ興味をもっていなくても、DVDや他の教材を続けることで、内容が理解できて徐々に観るようになるそうです。
実際にそのようにして教材でたくさん遊べるようになったお子様がたくさんいるみたい。
どちらも共通点は結局は親も一緒に取り組む必要がある点です。
「MUZZYとともだち」 は文字を読めるまでとはいきませんが、文字に興味をもってもらって少し会話できるようになる英語教材としては良いと思います。それが2万円なら、コスパはとても良いかと。
DWEは、教材にしっかり取り組めば、文字も読めるし発音もネイティブとほぼ同じになる内容です。
費用が税込90万なのと、それなりの時間がかかるのがネックでしょうか。
ただ、こどもが2人以上いても同じ教材で遊べるメリットもあります。
将来的に受験対策以上の英語力をつけたくて、
英語教室に通ったり留学とかするのであればDWEの方が安いと思います。
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