パデュー大学の論文に、ブロック遊びをすると計算力が上がるという興味深い内容があったのでメモしておきます。
ある研究によると、小学校低学年の算数の成績は将来の収入に影響するようです。
ならば幼い子の親は今からできることって何だろう?と気になりますよね。
ブロック遊びのものすごい効果
親がこどもとブロックで1日15分遊んだだけで、
こんなにアップする能力があるそうです。
●計算力
●形の認識力
●数学言語
●変化を客観的に判断して柔軟に考える力
●自分で考えて実行する力
子供にどんなおもちゃを与えるか悩む親
そもそも、おもちゃ売り場には知育玩具がたくさんありすぎる。
うちの子にとって何が一番良いおもちゃなの?ってよく悩みませんか?
お金のことを考えなければ、赤ちゃんや幼児向けの高額塾に通わせられるけど、会員になるだけでも何十万するところもあったり、クチコミをみると高額であっても相性があるみたいで効果がいまいちの情報もある。
数千円のおもちゃなら、 家計にも影響なくこどもにとって良い環境を整えてあげられます。
私の場合、今までおもちゃ売り場で1時間以上悩んだあげく、箱に「知育玩具」という説明をみて、見た目だけで決めて買います。
そうして、家には買い与えたえすぎて遊ばれなくなった知育おもちゃがあふれてしまって・・・
こどもが就寝後、おもちゃで足場がない部屋を疲れきった身体に気合を入れて毎晩掃除始末。
そんなことは、
おじいいちゃん、おばあちゃんは おかまいなしで、
事あるごとにおもちゃを買ってくる・・・という我が家は部屋がカオス状態。
もういらないって言ってるのに
使ってないのはどうするの!捨てるのももったいない。
もう収納スペースもないんだよ(泣
はあ・・・
夫のご両親には言えない~
いや。実はうすうす思っていても買ってしまうのか?
愚痴がとまらないので、話をもどします(笑)
研究の内容
この研究内容は、知育玩具はいろいろあるけど、こどもにとって何がどう良いのか?ってことが良く整理されているからとても参考になりました。
実験対象はいくつかの幼稚園から選ばれた就学前の3歳~5歳のこども59人。
両親の学歴もバラバラで高卒から博士までで白人、黒人、アジア人まで混在。
やったことは、
毎日15分くらいのブロック遊びを母親と数週間続けたというだけ。
はじめは簡単なタワー、それから少しお題を出して四つの壁のある家、お城、川を渡る橋・・日々ステップアップするやり方で。
その後、ブロック遊びをした子はしていなかった子にくらべて算数スキルがアップしたそうです。
こんなスキルです。
- 計算力
- 形の認識力
- 数学言語
- 変化を客観的に判断して柔軟に考える力
- 自分で考えて実行する力
すごくないですか。
総合的に算数スキルが上がるんですよ!
注意したいのは、1週間にまとめた時間で遊ぶのではなく毎日だということ。
1日15分は意外と難しい?
1日15分。以外と簡単じゃん!
と思いましたが、リアルに考えてみると、実は難しいかもしれません。
上達すれば、勝手に作るようになるから横で洗濯物をたたみながらでも可能です(笑
今回の研究で得に能力アップしたのは低所得の家庭だったそう。
高所得の家庭はもともと勉強道具が家に揃ってたりしますから、低所得の伸びしろがあるってことですね。
実は私は低所得の家庭で育ちました。
親が共働きで私たちが寝てから親が帰ってくるので、ゆっくり話をする時間がなく、話そうとしても「部屋を片付けて、早く寝なさい!」と言われて会話が続きません。
傾向として高学歴な親は語彙が豊富で、学歴が高い親はこどもに教えたいことを上手に伝えることができます。私の考えですが、勉強を通じて論理的に考えることを習得するのかもしれませんね。
ある研究では、低所得の家庭では親がこどもに教育のために叱っていることがこどもにとっては「大きな声で怖い顔をしている」しか伝わらない、というのがありました。
たとえば、低所得の家庭の親は、泣いてだだをこねる子供に感情をぶつけて叱ってしまう傾向があるようです。
私自身の経験でも、こどもの頃に親に叱られたときに親が本当に伝えたかったことを理解できないことが多かったです。 「怖い」ということが強く印象に残って、親は私のことが好きじゃないんだ、と悲観的に感じていました。
今思い返してみると両親は忙しい生活のなかで家族全員が生活するためにただがんばっていただけなんですけどね。
こどもだけで家の事がまわせるように厳しくしつけてくれていたんです。
でも当時の私にとっては掃除や料理を自分でするのが嫌でした。(社会人になってから結構役立ってますが)
家計を支えるために働くって大変です。
子育てのストレスもあるなか、たかが15分でも気が滅入って遊べないこともあるかもしれません。
私は会社員だったときに上司から仕事のノルマを提示されて出来そうにないな、と思って手をつくしてもどうしようもないとき、自分の能力の低さを痛感して家に帰っても引きずって無口だったりちょっとしたことで怒りっぽくなった経験があります。
職場の人付き合いがストレスだと感じるときもありました。
ある調査によると離職の原因は8割以上が人付き合いの問題だとか・・・。
共働きの親で家計が苦しい状況だと、
たかが15分のブロック遊びですが、親子がゆとりをもって遊ぶってなかなか難しいことかもしれませんね。
おもちゃ選びはとっても重要!
高額なお受験の塾とかは何十万円とかかります。
ブロックのおもちゃなら数千円で済むので、嬉しい情報じゃないでしょうか。
そして、
ただ安いおもちゃを与えれば良いって問題でもありません。
新しいおもちゃを買うことはおもちゃ代だけでなく、
こどもと親の時間を使います。
だから、おもちゃ選びは重要ですよ。
我が家は、これまでは「知育玩具」とシールがあればとりあえず買ってもいっかな~とゆるい基準でパズルとかおはじきを揃えていました。
そんな我が家にとって ブロック遊びは優れた効果がある!という今回の研究結果は、 他のおもちゃよりもブロック遊びの優先度が上がって、 疲れたときでもこどもと遊ぶモチベアップ! につながりました。
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